일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きんぎょりょうらん

金魚撩乱

岡本 かの子

岡本 かの子의 金魚撩乱(きんぎょりょうらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,999자 · 67화면

아오조라 문고

古池には出来損じの名金魚がかなり溜った。復一が売ることを絶対に嫌うので、宗十郎夫婦は、ぶつぶつ云いながら崖下の古池へ捨てるように餌をやっていた。宗十郎夫婦は苦笑してこの池を金魚の姥捨て場だといっていた。

それからまた失敗の十年の月日が経った。崖の上下に多少の推移があった。鼎造は死んで、養子が崖邸の主人となり、極めて事業を切り縮めて踏襲した。主人となった夫は真佐子という美妻があるに拘らず、狆の様な小間使に手をつけて、妾同様にしているという噂が伝わった。婿の代になって崖の上からの研究費は断たれたので、復一は全く孤立無援の研究家となった。

宗十郎は死んで一人か二人しか弟子のない荻江節教授の道路口の小門の札も外された。

真佐子は相変らず、ときどきロマネスクの休亭に姿を見せた。現実の推移はいくらか癖づいた彼女の眉の顰め方に魅力を増すに役立つばかりだ。いよいよ中年近い美人として冴え返って行く。

昭和七年の晩秋に京浜に大暴風雨があって、東京市内は坪当り三石一斗の雨量に、谷窪の大溝も溢れ出し、せっかく、仕立て上げた種金魚の片魚を流してしまった。

同じく十年の中秋の豪雨は坪当り一石三斗で、この時もほとんど流しかけた。