후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,251자 · 39화면
じっさい、藤吉の悲観的態度は、態度だけで、格別何も意味しているものではないのだった。
だから今も、大石武右衛門はすぐ死ぬだろうなどと、人のことを不吉な、口の悪いことを言っても、彦兵衛は驚きもしなかった。
かすかに、にこりと顔を歪めただけで、相手にならなかった。武右衛門の演技が進むにつれて、藤吉以外の観客の全部は、注意のすべてを高座へ吸われて行った。霰のような拍手が、湧いたり消えたりした。
彦が、
「あんなけだものを捕るなあ、骨でがしょうな。捕繩なんざあ、何本でも、固めて引っ切っちまいますぜ。」
藤吉は、聞こえないふうだった。武右衛門がひっ込んで行くと、娘手踊りと銘打った梅の家連中というのが代って、三人の若い女が、高座いっぱいに踊りはじめた。いよいよ詰らなさそうに、藤吉は、場内のあちこちを見まわしていた。
楽屋に通ずる、高座の横の戸があいて、あわてた顔の出方のひとりが、現れた。壁ぎわの板廊下を木戸口のほうへ急いだかと思うと、すぐ席主の幸七を呼んで引っ返して来た。何かささやいていて、幸七の顔いろも変っている。誰かを探すように客席を見ていたが、すぐ藤吉を認めて、幸七は、小腰をかがめて近づいて来た。