후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,907자 · 32화면
大根河岸は、露を載せた野菜の荷足とその場で売買いする市場とで、ようやく喧嘩のようにざわめき出していた。その人混みを割って旅籠屋の大鍋へ着いた藤吉の一行は、すぐ、死体の引きずり上げられた階上のお美野の寝所へ通って、初太郎、宇之吉、文字若の証言を、こうして藤吉は、先刻から黙りこくって聞いていたのだった。
迎えに来たに組の頭常吉のはなし半ばに鍋屋へ到着したので、中途から、発見者たる初太郎自身が後を引き継いで、この一伍一什を話したのである。
釘抜藤吉は、それが熟思する時の習癖で、ちょこなんと胡坐を組んで眼を開けたり瞑ったりしながら、しきりに畳の毛波をっている。何かまったくほかのことを考えているようなようすだった。勘弁勘次も神妙に口を噤んで、若いだけに殺された姉よりも美しい文字若の顔を、お得意の「勘弁ならねえ」も涸れ果てていやにうっとり眺め入っている。葬式彦だけはけろり閑とこれだけは片時も離さない屑籠を背にてすりに腰かけてはだけたお美野の裾前を覗き込むように、例の「かんかんのう、きうのれす――」でも低声に唄っているのだろう。小さく、口が動いていた。
人気第一の客稼業である。