후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,085자 · 21화면
「死っても世話の焼ける畜生だのう。」
何か彦兵衛が言おうとする時、紅葉湯へ行っていた勘弁勘次が、常吉と入れ違いに濡手拭を提げてはいって来た。
「親分え。」
と立ったままで、
「変なことがありやすぜ。」
「何だ?」
「今日は十一日でがしょう。」
「うん。」
「明日は王子の槍祭。」
「それがどうした?」
「あっしの友達に小太郎ってえ小物師がいてね――。」
「まあさ、据われよ、勘。」
勘次は坐った。すぐに続ける。
「神田の伯母んとこでの相識だから親分も彦も知るめえが、今そこでその小太郎に遭ったんだ。」
「なにも異なこたあねえじゃねえか。小物師だろとぼくだろと、二本脚がありゃあ出て歩かあな。」
ちょっと膨れた勘次はあわてて説明にかかった。この先の五丁目次郎兵衛店に同じく小物渡世で与惣次という四二近い男鰥が住んでいて、たいして別懇でこそなけれ、藤吉も彦兵衛も勘次も朝夕顔を見れば天気の挨拶位は交す仲だった。
土地から蝋燭代を貰って景気を助けに出る棟梁株の縁日商人に五種あって、これを小物、三寸、転び、ぼく、引張とする。小物とは大傘を拡げかけてその下で駄菓子飴細工の類を売る者、三寸とは組立屋台を引いて来て帰りには畳んで行く者、転びとは大道へ蓙を敷いて商品を並べるもの、ぼくというのは植木屋、引張とあるは香具師のことである。