후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,319자 · 29화면
家運衰退の因にも、蒲鉾不持てのわけにも、本人としては何か心当りでもあるかして、生来の担ぎ屋が、女房の失踪後は、万事につけてまたいっそうの縁起ずくめ。それかあらぬか、お告者らしい白衣の女が夜な夜な磯屋の戸口を訪れるなぞという噂の尾に尾が生えて、神隠し事件と言い何といい、いつもならそぞろ歩きに賑わうはずのこの町筋も、一刻千金の涼味を捨てて商家は早くも鎧戸を閉て初め、人っ子ひとり影を見せない。
月の出にも間があろう。軒を掠めてつういと飛ぶあれは蝙蝠。
おりんが居なくなってからの平兵衛の変りよう、そこには愛妻を失った悩み以外に何物かが蟠まっていはしないか。それから不思議といえばもう一つ。ほかでもない、あれからめっきり蒲鉾の味がよくなって、これが通な人々の間に喧伝され、そろそろ売上げも多くなり、今日日はどうやら片息吐いているから、この分でいけば日ならずして店の調子も立ち直ろうとの取り沙汰。実際、磯屋平兵衛は、稼業にだけは異常な熱と励みをもって没頭しているらしかった。
高札の下で勘次彦兵衛と落合った釘抜藤吉、これだけ洗い上げて来た二人の話を交みに聞きながら磯屋の前まで来て見ると、門でもないがなるほど横手に柴折戸がある。