후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,319자 · 29화면
へ立戻るのが常だった。
で、その日も、腹掛一つの下から男世帯の六尺を覗かせたまま、愛玩の籠を煮締めたような手拭で背中へ吊るし、手にした竹箸で雪駄の切緒でもお女中紙でも巧者に摘んでは肩越しに投げ入れながら、合点小路の長屋を後に、日蔭を撰ってここらへんまで流れて来ていたのだった。
奇妙な文句を書いた先刻の紙片は、瀬戸物町を小舟町二丁目へ出ようとする角で拾ったもの。溝板の端に引っかかっていたのを何気なく取り上げて読んでみたに過ぎないが、ただそのまま他の紙屑と一緒にしてしまうのが惜しいような気がして、これだけは腹掛の奥へしまい込んだ。
「一郎どのより三郎どの、人もかわれ、水もかわれ、――か。」
その一節を思い出しては口ずさみながら、彦兵衛は旅籠町の庄助屋敷の前を通りかかっていた。
雨晒しの高札が立っている。見慣れてはいるが何ということなしに眼に留まった。
申上候一札之事
町内居住婦女頻々行方不知相成候段近頃覚奇怪候
之御膝下天狗並降魔神業存候爾来如斯悪戯
付一切無用左様被度承知置候事畢依之於上所払
被仰出候前早々退散諸州遠山江分山可有之候
文久元酉年 夏至 町年寄一同