후리가나로 읽는 일본 고전
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どうせんかいじへん
銅銭会事変 短編
国枝 史郎
国枝 史郎의 銅銭会事変 短編(どうせんかいじへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,745자 · 216화면
「よろしゅうござる。さあ参ろう」
こんな具合で作右衛門方を出、蘭人居留地へ出かけて行き、ビショット邸を訪問れた。
すぐと客間へ通されたがやがて出て来たビショット氏を見ると、
「なるほど」と紋太郎は呟いた。
ビショット氏の皮膚が桃色であり、頭髪はもちろん産毛までも黄金色を呈していたからであった。
作右衛門の話しを聞いてしまうとビショット氏は莞爾と微笑したが、突然大きな手を出して紋太郎の手をグッと握った。それは暖い握手であった。
「私は日本に十年おります。で、日本語は自由です。……過失というものは誰にでもあります。何んの謝罪に及びますものか。……藪紋太郎さん、よう来てくだされた。私は大変満足です。……喜んで飛行機もお目にかければ沢山蒐集めた世界の名画――それもお目にかけましょう。……どれそれでは裏庭の方へ」
こういうと先に立って歩き出した。
庭に大きな木小屋があったが、すなわち今日の格納庫で、戸をあけるとその中に粛然と大鵬が一羽うずくまっていた。射し込む日光を全身に浴び銀色に輝く翼や尾羽根! それは木であり金属であり絹や木綿で作ったものではあるがしかしやはり翼であり立派な尾羽根でなくてはならない。