후리가나로 읽는 일본 고전
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かぎやのつじ
鍵屋の辻
直木 三十五
直木 三十五의 鍵屋の辻(かぎやのつじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,524자 · 25화면
緋羽二重(ひはぶたえ)の下着に黒羽二重の紋付という扮装(いでたち)など、如何にも色男らしいこしらえである。
寛永時代の小唄だから頗(すこぶ)る悠長な、間のびのした半謡曲染みたものであろう。酒も大してのまないのに、孫右衛門店先でゆらゆら唄出した。
襷(たすき)に、鉢巻、足許を調べて、
「亭主、勘定」
武右衛門と孫右衛門は左角の鍵屋の軒へ忍んで北谷口で逸する敵の退路(にげみち)を切取ると共に先頭(さき)に立つ一人を斬る。荒木、渡辺の二人は万屋の小影に身をひそめて又五郎と附人に当る。
四
寛永十一年十一月七日、辰の刻、今の朝八時である。此時荒木が又万屋へ戻ろうとするから、
「何故(なぜ)?」
と聞くと、
「イヤ、一文多く渡したのだが、平常(いつも)なら何でも無いが、こういう場合だから、又右衛門め周章(あわ)てたなと思われるのが残念だから、一寸(ちょっと)行って取戻してくる」
と云ったという話があるが、これは嘘らしい。
長田川の橋に現れた一行、真先に立って周囲(あたり)を見廻しつつ馬上でくるのは又五郎の妹聟で大阪の町人虎屋九左衛門、半町も先に立って物見の役とある。