후리가나로 읽는 일본 고전
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かぎやのつじ
鍵屋の辻
直木 三十五
直木 三十五의 鍵屋の辻(かぎやのつじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,524자 · 25화면
又右衛門が事情を話す。負傷者の手当をする。それぞれ役人警護の下に引取る所へ引取って上役の指図をまつ事になる。又右衛門は武右衛門をつれて傷の手当をしに数馬の姻族、彦坂加兵衛の家へ行って水を飲み、大飯を食って、役人のくる迄と眠ってしまった。藤堂家中の人々が称(ほ)めるのも、鳥取侯が死んだと偽って郡山へ戻さなかったのも三大仇討の一つと云われるのも、講釈師が飯の種にするのものも、芥川竜之介が又右衛門を強いというのも――尤(もっと)も芥川氏は弁慶が一番強いんだそうである。日本人の造出した一番強い奴が弁慶だからこいつに敵(かな)う奴は無いのだそうである。べんけいする奴には敵はないとか、ベんけいは天才の母とかいうのは此処から出た事である――。
武右衛門は暫くして死んだ。三助と半兵衛も二三日して死んだ。又右衛門は擦傷(かすりきず)を受けただけである。四十一歳で死んだというが、鳥取藩私史と渡辺家記とから考えると後まで城内深く留めておいたものらしい。墓は鳥取市外の玄忠寺にある。数馬は寛永十九年十二月二日に死んだ。鳥取寺町興禅寺に墓がある。岩本孫右衛門は七十三まで長命した。