일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ながさきのいちべつ

長崎の一瞥

宮本 百合子

宮本 百合子의 長崎の一瞥(ながさきのいちべつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,773자 · 14화면

아오조라 문고

「そうよ、私もそういう処が女中を見ても違うと思うわ。情が深いって云うでしょ――男の人達に対して鹿児島の女の人は割合さっぱり単純に快活で、どっちかと云うと頼りになる姉妹、母さんという感じ、ね。長崎の方は情人、或は妻的、違う?」

「其だけ、つまり性的に馴練されて居るわけだな」

「地理的関係もあるから、ね。昔のオランダ人なんかは随分、そういう長崎婦人の美点をエンジョウイしたらしいことよ。幕府では、オランダ人が細君を連れて来ることを、政策上許さなかったんですって。或人が折角夫人同伴で来たのに、上陸も許されないで直ぐ其船で追帰されなければならない悲惨なことがあったそうだけれど、出島の住人は、内心却って好い位だったんですって」

「何故?」

「だって――貴婦人が来たら困っちゃうのよ皆」

第三日

長崎は雨の尠いところだそうだのに、今朝も、雲母を薄く張ったような空から小糠雨が降って居る。俥で、福済寺へ行く。やはり、南京寺の一つ、黄檗宗に属す。この寺は、建物も大観門から青蓮堂――観音廟を見たところ、同じ辺から護法堂へ行く窟門の眺めなど、趣き深い。永山氏の紹介で、現住三浦氏が各建物を案内し大方丈の戸にある沈南蘋の絵を見せて呉られた。