일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もん

門

夏目 漱石

夏目 漱石의 門(もん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,830자 · 278화면

아오조라 문고

彼は普通の場合のように病人の脈を取って、長い間自分の時計を見つめていた。それから黒い聴診器を心臓の上に当てた。それを丁寧にあちらこちらと動かした。最後に丸い穴の開いた反射鏡を出して、宗助に蝋燭を点けてくれと云った。宗助は蝋燭を持たないので、清に洋灯を点けさした。医者は眠っている御米の眼を押し開けて、仔細に反射鏡の光を睫の奥に集めた。診察はそれで終った。

「少し薬が利き過ぎましたね」と云って宗助の方へ向き直ったが、宗助の眼の色を見るや否や、すぐ、

「しかし御心配になる事はありません。こう云う場合に、もし悪い結果が起るとすると、きっと心臓か脳を冒すものですが、今拝見したところでは双方共異状は認められませんから」と説明してくれた。宗助はそれでようやく安心した。医者はまた自分の用いた眠り薬が比較的新らしいもので、学理上、他の睡眠剤のように有害でない事や、またその効目が患者の体質に因って、程度に大変な相違のある事などを語って帰った。帰るとき宗助は、

「では寝られるだけ寝かしておいても差支ありませんか」と聞いたら、医者は用さえなければ別に起す必要もあるまいと答えた。