후리가나로 읽는 일본 고전
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もん
門
夏目 漱石의 門(もん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,830자 · 278화면
と云って、自分の弟が大学にいるとき金のかかった事などを、自分が学生時代の質朴さに比べていろいろ話した。宗助はこの派出好な弟が、その後どんな径路を取って、どう発展したかを、気味の悪い運命の意思を窺う一端として、主人に聞いて見た。主人は卒然
「冒険者」と、頭も尾もない一句を投げるように吐いた。
この弟は卒業後主人の紹介で、ある銀行に這入ったが、何でも金を儲けなくっちゃいけないと口癖のように云っていたそうで、日露戦争後間もなく、主人の留めるのも聞かずに、大いに発展して見たいとかとなえてついに満洲へ渡ったのだと云う。そこで何を始めるかと思うと、遼河を利用して、豆粕大豆を船で下す、大仕掛な運送業を経営して、たちまち失敗してしまったのだそうである。元より当人は、資本主ではなかったのだけれども、いよいよという暁に、勘定して見ると大きな欠損と事がきまったので、無論事業は継続する訳に行かず、当人は必然の結果、地位を失ったぎりになった。
「それから後私もどうしたかよく知らなかったんですが、その後ようやく聞いて見ると、驚ろきましたね。蒙古へ這入って漂浪いているんです。どこまで山気があるんだか分らないんで、私も少々剣呑になってるんですよ。