후리가나로 읽는 일본 고전
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せきぼくじょうそうぎょうきじ
関牧塲創業記事
関 寛
関 寛의 関牧塲創業記事(せきぼくじょうそうぎょうきじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,461자 · 40화면
然るに我等夫婦は此迄医業を取るのみにて、農牧業に経験無きを以て、児輩及び知己親族より其不可能を以て思い止むべきを懇切に諭されたるも、然れども我等夫婦は確乎と决心する所あり、老躯と僅少なる資金と本より全成効を得べからざるも、責めては資金を希望地に費消し、一身たるや骨肉を以て草木を養い、牛馬を肥すを方針とするのみ。成ると成らざるとは、只天命に在ると信ずるのみ。故に徳島を発する時は、其困苦と労働と粗喰と不自由と不潔とを以て、最下等の生活に当るの手初めとして、永く住み慣れたる旧宅を退き、隣地に在る穀物倉に莚を敷きたるままにて、鍋一つにて、飯も汁も炊き、碗二つにて最も不便極まる生活し一週間を経て、粗末なるを最も快しとして、旅行中にも此れを主張して、粗喰不潔の習慣を養成せり。故に北海道に着して、仮りに札幌区外の山鼻の畑の内に一戸を築き、最も粗暴なる生活を取り、且つ此迄慣れざるの鎌と鍬とを取り、菜大根豆芋等を手作して喰料を補い、一銭にても牧塲費に貯えん事を日夜勤むるのみ。然るに甞て成効して所有するの樽川村の地には、其年には風損と霜害とにて半数の収益を※じたり。