일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

とうぎゅう

闘牛

国枝 史郎

国枝 史郎의 闘牛(とうぎゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,976자 · 20화면

아오조라 문고

一

一

明日は闘牛の初日というのでコルドバの町は賑わっていた。

闘牛場に近い旅館の一つ――「六人の若い海賊」と呼ばれる広大な旅館の一つの部屋に一人の若者が宿を取った。商人とも見えず官吏とも見えず、と云って勿論軍人でも無い得体の知れない人物で服装なども醜かった。それで、旅館の支配人はボーイに眼くばせを呉れて置いて、ホテル中一番貧弱な室へ不性無性案内したのであった。

そうして置いて支配人は尚腹の中で斯う思った。「今を何時だと思ってるんだろう。闘牛季節の忙しい最中に、貧乏たらしい風彩をして、泊めてくれとは宜く云えたものだ。俺が慈善家でなかったなら一も二も無く拒わったのだ」

ボーイはボーイで其紳士からは、碌なチップも貰えまいと早くも観念したと見えてお世辞一つ云おうとはしなかった。

然るに当の其紳士は眼に見えるホテルの冷遇を気に掛けようとするでも無く、飾らしい飾の何処にも無い灰色一色に壁を塗った薄暗い室へ這入るや否や、長椅子へドカリと腰を卸し、窓を通して街の賑いを無表情の眼で眺めやった。

常夏の国の常夏の街! コルドバの街は何処を見ても濃緑の樹木に黄金色の果実、灰色の家屋に銀色の回教寺院、是以外の物は無いのであった。