후리가나로 읽는 일본 고전
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とうぎゅう
闘牛
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 闘牛(とうぎゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,037자 · 16화면
午後四時半に始まり、牛を次々に六頭殺して夕方に終るのがきまりで、牛はいずれも一定の牧場で訓練された四歳から六歳までの猛牛である。危険はしばしば起るが、牛は必ず仕止められることになっている。危険は人にも起るが、馬にはより多く起り、以前は槍役を乗せた馬は牛の角で横腹を突かれて死ぬのが多かったけれども、一九二八年以来馬には防護衣を着せることになったので、見物人は血みどろの腹綿の飛び出すのを見なくてすむようになった。否、闘牛ファンに言わせれば、それを見る痛快感を奪われたわけである。
二
その日の午後少し早めに私たちは出かけた。プラサ・デ・トロス(闘牛揚)は大きな無蓋の円形劇場式の建物で、昔のローマの闘技場を原型にしたものであることは一見してわかる。牛と人間と格闘するアレナの周りには、高さ六尺ほどの堅牢な板囲いが円形に取り繞らされ、見物席を防護している。闘牛士たちはしばしば兇暴な牛に追われてその板囲いを跳び越えて身体を隠す。時としてはそれを追って牛が板囲いを跳び越すこともある。牛が跳び越して来ても、板囲いと見物席の前側の間は狭い通路になっていて、見物席は石の塀で遮られてあるからそれより内へは容易に侵入することはできない。