후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あなんとじゅじゅつしのむすめ
阿難と呪術師の娘
岡本 かの子
岡本 かの子의 阿難と呪術師の娘(あなんとじゅじゅつしのむすめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,425자 · 58화면
その二
異様な光焔と薫蒸とが溌乱する。)
その二
(部屋の中、もの凄き響と共に一度に暗くなり、それが追々剥がれて行くと桃色の光線のなかに、幻の如く阿難の姿が現われる。しきりに巻き付かれたる物を振りほどく様子であって、而もそれを振りほどき得ず、ますます牽き付けられるといった肢体の動作を繰り返す。ただし捲き付いて居るものは何やらはっきり見えない。)
阿難 ――(苦しげなる独白)これは何とした事だ。ここは何処だ。わたしはわたしの体が自由にならぬ。わたしの心は糸の切れた凧のように狂って飛ぶ。わたしの戒の守りは――定力は――どこへ行ったのか。わたしの智慧のひかりは一点もわたしに光って呉れぬ。わたしはもののけに取りつかれたのか……。(もがき疲れて悄然とする。)然しわたしも悪かったのだ。わたしは道場に坐って、いつものように思惟して居た。一禅、二禅、三禅の境地が、中空の月のようにしずしずと心の中に冴え渡って行った。だがそれから先へはどうしても進めない。心に仕切りがあるようにどうしても進めない。わたしは焦慮った。そこに隙が出来たのだ。その時ふと母のことが考えられた。心の隙へ出家にあるまじき肉親の愛を想う慾念がきざしたのだ。