일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いんじゅう

陰獣

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 陰獣(いんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,968자 · 131화면

아오조라 문고

だが、その不幸は大して長くはなかった。やがて、彼女等が世を忍んでいた同じ村の出身者である実業家の小山田氏が彼女等の前に現われた。それが救いの手であった。小山田氏はある垣間見に静子を深く恋して、伝手を求めて結婚を申込んだ。静子も小山田氏が嫌いではなかった。年こそ十歳以上も違っていたけれど、小山田氏のスマートな紳士振りに、あるあこがれを感じていた。縁談はスラスラと運んで行った。小山田氏は母親と共に、花嫁の静子を伴って東京の邸に帰った。それから七年の歳月が流れた。彼等が結婚してから三年目かに、静子の母親が病死したこと、それから暫くして、小山田氏が会社の要務を帯びて、二年ばかり海外に旅をしたこと(帰朝したのはつい一昨年の暮であったが、その二年の間、静子は毎日茶、花、音楽等の師匠に通って、独居の淋しさを慰めていたのだと語った)などを除いては、彼等の一家にはこれという出来事もなく、夫婦の間柄も至極円満に、仕合せな月日が続いた。夫の小山田氏は大の奮闘家で、その七年間にメキメキと財をふやして行った。そして、今では同業者の間に押しも押されもせぬ地盤を築いていた。

「本当にお恥しいことですけれど、わたくし、結婚の時小山田に嘘をついてしまったのでございます。