후리가나로 읽는 일본 고전
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いんじゅう
陰獣
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 陰獣(いんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,968자 · 131화면
その結果分った所によると、春泥は桜木町を引払ってから、本所区柳島町、向島須崎町と、段々品の悪い所へ移って行って、最後の須崎町などはバラック同然の、工場と工場にはさまれた汚らしい一軒建ちの借家であったが、彼はそこを数ヶ月の前家賃で借り受け、刑事が行った時にも、家主の方へはまだ彼が住まっていることになっていたが、家の中を調べて見ると、道具も何もなく、ほこりだらけで、いつから空家になっていたか分らぬ程、あれ果てていた。近所で聞合せても両隣とも工場なので、観察好きのお神さんという様なものもなく、一向要領を得ないのであった。
博文館の本田は本田で、彼は段々様子が分って来ると、根がこうしたことの好きな男だものだから、非常に乗気になってしまって、浅草公園で一度春泥に合ったのを元にして、原稿取りの仕事の暇々には、熱心に探偵の真似事を始めた。彼は先ず、嘗つて春泥が広告ビラを配っていたことから、浅草附近の広告屋を、二三軒歩き廻って、春泥らしい男を傭った店はないかと調べて見たが、困ったことには、それらの広告屋では忙しい時には、浅草公園あたりの浮浪人を、臨時に傭って、衣裳を着せて一日丈け使う様なこともあるので、人相を聞いても思出せぬ所を見ると、あなたの捜していらっしゃるのも、きっとその浮浪人の一人だったのでしょう。