일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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すずめのみやものがたり

雀の宮物語

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 雀の宮物語(すずめのみやものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,886자 · 4화면

아오조라 문고

百姓はそれに眼がついた。と、何処からか又一羽の雀が飛んで来てもがいている雀の傍へ往くかと思うと、其の雀は己の口にくわえていた青い小さな草をもがいている雀の口に喫わした。もがいていた雀は苦しそうにそれを嚥みくだしたが暫くするともがくのを止めた。そして、お尻の方からちかちか光る小さなものを落して草をくれた雀と伴れ立って飛んで往った。

もがいていた雀が青い草をもらって喫うと、急にもがくのを廃して尻から光るものを落し、勢好く飛んで往った不思議な光景を見せられた百姓は、そろそろ庭におりて雀のいた処へ往ってみた。青い草にまじって一本の針が光っていた。雀の尻から落したものであった。百姓は雀が針を嚥んで苦しんでいたのを、ほかの親しい雀が草を持って来て、其の針を除ってやったものだと思った。で、其の草はどんな草だろうと思って針についた草を指に抓みあげてみた。それは確に韮であった。と、百姓は己が腹の痛むのも飯の中に交っていた針か何かを嚥んだものではないかと思った。そう思うと其の腹の痛みが針か錐で突くようにきりきりと痛い。これは一つ試しに韮を喫ってやろうと思いだした。彼は室へあがって女房を呼んだ。