후리가나로 읽는 일본 고전
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かりさかごえ
雁坂越
幸田 露伴
幸田 露伴의 雁坂越(かりさかごえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,263자 · 28화면
でもおあいにくさまだが吾家の母様はおまえの心持を見通していらしって、いろいろな人にそう云っておおきになってあるから、いくらお前が甲府の方へ出ようと思ったりなんぞしてもそうはいきません。おまえの居る方から甲府の方へは笛吹川の両岸のほかには路は無い、その路にはおまえに無暗なことをさせないようにと思って見ている人が一人や二人じゃあ無いから、おまえの思うようにあなりあしないヨ。これほどに吾家の母様の為さるのも、おまえのためにいいようにと思っていらっしゃるからだとお話があったわ。それだのに禽を見て独語を云ったりなんぞして、あんまりだよ。」
と捲し立ててなおお浪の言わんとするを抑えつけて、
「いいよ、そんなに云わなくったって分っているよ。おいらあ無暗に逃げ出したりなんぞしようと思ってやしないというのに。」
と遮る。
「おや、まだ強情に虚言をお吐きだよ。それほど分っているならなぜ禽はいいなあと云ったり、だけれどもネと云って後の言葉を云えなかったりするのだエ。」
と追窮する。追窮されても窘まぬ源三は、
「そりゃあただおいらあ、自由自在になっていたら嬉しいだろうと思ったからそう云ったのさ。