일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かりさかごえ

雁坂越

幸田 露伴

幸田 露伴의 雁坂越(かりさかごえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,263자 · 28화면

아오조라 문고

ため、次第次第に雁坂を越えるについての知識を拾い得た。そうするとまたそろそろと勇気が出て来て、家を出てから一里足らずは笛吹川の川添を上って、それから右手の嶺通りの腰をだんだんと「なぞえ」に上りきれば、そこが甲州武州の境で、それから東北へと走っている嶺を伝わって下って行けば、ついには一つの流に会う、その流に沿うて行けば大滝村、それまでは六里余り無人の地だが、それからは盲目でも行かれる楽な道だそうだ、何でも峠さえ越してしまえば、と朝晩雁坂の山を望んでは、そのむこうに極楽でもあるように好ましげに見ていた。

すると叔父は山ぎをするものの常で二三日帰らなかったある夜の事であった。叔母の肩をば揉んでいる中、夜も大分に更けて来たので、源三がつい浮りとして居睡ると、さあ恐ろしい煙管の打擲を受けさせられた。そこでまた思い切ってその翌朝、今度は団飯もたくさんに用意する、銭も少しばかりずつ何ぞの折々に叔父に貰ったのを溜めておいたのをひそかに取り出す、足ごしらえも厳重にする、すっかり仕度をしてしまって釜川を背後に、ずんずんずんずんと川上に上った。やがて小一里も来たところで、さあここらから川の流れに分れて、もう今まで昼となく夜となく眼にしたり耳にしたりしていた笛吹川もこれが見納めとしなければならぬという場所にかかった。