후리가나로 읽는 일본 고전
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がん
雁
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 雁(がん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,848자 · 8화면
漁師は喜んでまた残りの石を投げた。石は反れて其の横の方に落ちた。それでも鳥は飛ばなかった。そして、飛ばずに体をかわすようにした。
漁師は雁はとても飛べないと思ったので、土手を駈けおりて沮洳地の枯蘆の間へ入って往った。漁師が近づくと雁はひょろひょろと逃げ出したが、飛びあがることはできなかった。漁師は透さず追って往った。鳥は枯蘆の中へ入って羽をばたばたやって足掻きはじめた。漁師は飛んで往って其の胴を掴んだ。首にかかっていた財布が枯蘆に引かかったので飛ぶことができなかったのであった。
漁師はいきなり其の首を締めて土手へあがって見ると、其の財布には六両ばかりの金と何か書類らしいものが入っていた。
漁師は雁を獲ったうえに金まで拾ったので、其の日は漁に往くことを廃して家へ帰り、二度寝をしている女房を起して鳥と財布を見せた。女房は財布の中の書類を開けて見た。それは四日市屋の主翁が久兵衛に渡した証拠の一札であった。
「此の金は、女を飯盛に売った金じゃ、まあ、どうして雁の首にかかったろう」と、女房は眼を※(「目+爭」、第3水準1-88-85)った。
「そんなことはどうでもいいさ、天から授った金じゃないか」