후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ざっとう
雑沓
宮本 百合子
宮本 百合子의 雑沓(ざっとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,832자 · 50화면
「お嬢さんもかえって来たし、きょうはこのくらいにしとこうよ。包みは一応戸棚へでも入れておくんだね」
開けた障子のところへ楽な姿勢で、よっかかり、その様子を眺めていた宏子の活々して、感受性の鋭さのあらわれている眼の中に、あったかい、だが極めて揶揄的な光が輝いた。彼女は、柔かい髪をさっぱりと苅りあげている首を、スウェータアの中でわざと大きく合点、合点させながら云った。
「そう、そう。そして、十日もたったら、又同じ包みをもち出して、ひろげて、日に当てて、あっちのものをこっちへ入れて、しばって戸棚へつんでおきなさい。包みは減りっこないし、きりもないし、大変いい」
「早速そうだ!」
「だってさ」
「もう、いいったら!」
瑛子も、その図星に思わず自分からにやにやしながら、若やいだ顔つきをして娘を睨んだ。流行からはずれているにかかわらず、瑛子はたっぷり前髪をふくらがした束髪に結っているのであったが、その結いかたは、特別な派手な似合わしさで彼女の面長に豊富な顔立ちを引立てている。くつろいで機嫌よくしている母を、宏子は美しいと思って心持よく眺めた。大抵毎週土曜から日曜にかけて、宏子は語学専門の塾の寄宿から、うちへ帰って来た。