일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あめのひ

雨の日

辰野 隆

辰野 隆의 雨の日(あめのひ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,385자 · 5화면

아오조라 문고

……

おや/\列を離れたぞ、変だな。

それ駆出した、これ、これ、ど、どうしたんだ。

身を投げた、身を投げた、大変大変。

あゝ船がない、しまつた、救助犬もゐないのか。

日が暮れる、向ふの揚場に火がついた。

悲しい、悲しい火がついた。(尤もよくある書割だが)

じめ/\と川もびつしより濡れるほど、

しと/\とわけもなく、事もなく、雨が降る。

此の詩を読むと、パリの雨の日のセーヌ河岸が目に浮かんで来る。ベルナルデーヌの街から河岸に出て、橋を渡ると、左には黒いノートル・ダムが高く聳え、右には低い死体収容所が蟠っている。身投げをした女学生の屍は、一時ラ・モルグに収められ、そこから更に共同墓地に運ばれたに相違ない。

再た今日も雨。心神甚だ爽かである。雨の日は読書によろしく、思索にふさわしい。何を読もう。

僕の机上の書架には、近代フランスの仙骨ジュール・スーリーの『脳神経中枢論』が未だ一頁も読まれずに立てかけてある。いつか長雨が続いて読書力の最も旺盛になった時に読もう読もうと思っていながら、それ程の長雨も降らぬのでつい延び延びになっていた。千八百四十九頁の大冊である。手に把るとリトレの中字典よりも重い。