후리가나로 읽는 일본 고전
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あめをふらすはなし
雨を降らす話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雨を降らす話(あめをふらすはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,519자 · 25화면
それで兎の腹毛の上に雪の結晶を造って、この毛で吊したのである。兎の腹毛の上には、極めて小さい瘤がところどころにある。それが芯になって、まず氷晶が出来るのである。暗い低温室の中で顕微鏡を覗いていると、毛の一点が、ピカリと光り出す。これが氷晶なのである。氷晶が出来てからあと、気温と水蒸気の供給度とをいろいろ変えてやると、それぞれの条件に従って、各種の雪の結晶が出来て行く。その雪の結晶の形と、生成条件との関係を調べるのが、私たちの主な研究課題であった。
この方は、私たちの教室の花島博士が、非常に根気のいい実験を三年近くもつづけて、やっと一応のことがわかった。今度の戦争中のことである。それで最初の氷晶がどうして出来るかということがわかれば、雪の結晶の出来かたは、完全に解明されることになる。そしてこれをやったのが、スケネクタディにあるG・E研究所のシェファー博士たちである。その最初の実験は、終戦の翌年に行われた。
シェファー博士は、G・E研究所で、ラングミュア博士の研究室に属している。ラングミュア博士は、もう七十歳の老先生で、三十年近くも昔に、単分子層の研究で、ノーベル賞を貰った有名な化学者である。