후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきたたき
雪たたき
幸田 露伴
幸田 露伴의 雪たたき(ゆきたたき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,132자 · 56화면
よいわ、京へ人を遣って、当りを付けて瘠公卿の五六軒も尋ね廻らせたら、彼笛に似つこらしゅうて、あれよりもずんと好い、敦盛が持ったとか誰やらが持ったとかいう名物も何の訳無う金で手に入る。それを代りに与えて一寸あやまる。それで一切は済んで終う。たとえ聟殿心底は不足にしても、それでも腹なりが治まらぬとは得云うまい。代りに遣る品が立派なものなら、却って喜んで恐縮しようぞ。分ったろう。……帰って宜う云え。」
話すに明らさまには話せぬ事情を抱いていて、笛の事だけを云ったところを、斯様すらりと見事に捌かれて、今更に女は窮して終った。口がききたくても口がきけぬのである。
「…………」
何と云って宜いか、分らぬのである。しかし何様あっても此儘に帰ったのでは何の役にも立たぬ。これでは何様あっても帰れぬのである。苧ごけの中に苧は一杯あるのだが、抽出して宜い糸口が得られぬ苦みである。いや糸口はハッキリして居て、それを引っぱり出しさえすれば埒は明くのだが、それを引出すことは出来なくて、強いて他の糸口、それは無いに定まっている糸口を見出さなくてはならぬので、何とも為方の無い苦みに心がかれているのである。