후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきたたき
雪たたき
幸田 露伴
幸田 露伴의 雪たたき(ゆきたたき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,132자 · 56화면
「イエ、其事でございまするなら、一旦其男を出して帰らせました後、直に身づくろい致しまして、低下駄の無提灯、幸いの雪の夜道にポッツリと遠く黒く見えまする男のあとを、悟られぬようつけてまいりました。」
と云いかくるに、老主人は思わず知らず声を出して、
「ナニ、直に其後をつけたというのか。」
「ハイ、悟られぬよう……、見失わぬよう……、もし悟られて逆に捉えられましたならば何と致しましょうか、と随分切ない心遣いをいたしながら、冷たさに足も痛く、寒さに身も凍り縮みましたなれど、一生懸命、とうとう首尾好くつけおおせました。」
主人は感心極まったので身を乗出して、
「オオ。ヤ、えらい奴じゃ。よくやり居った。思いついて出たのもえらいが、つけ果せたとは、ハテ恐ろしい。女にしては恐ろしいほどの甲斐性者。シテ……」
「イエ何、御方様の御指図でござりましたので、……私はただ私の不調法を償いましょうばっかりに、一生懸命に致しましたことで。それに全く一面の雪の明るさが有ったればこそで、随分遠く遠く見失いかねませぬほど隔たっても、彼方の丈高い影は見え、此方は頭上から白はげた古かつぎを細紐の胴ゆわいというばかりの身なりから、気取られました様子も無く、巧くゆきましたのでございまする。