일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ゆきのうえのしも

雪の上の霜

山本 周五郎

山本 周五郎의 雪の上の霜(ゆきのうえのしも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,586자 · 50화면

아오조라 문고

それだけ腕を高く評価してくれたのであろう。自分からそうは云えない、おたよが云ってくれるところである。が、彼女は云わなかった。良人の不審に調子を合わせるようすもないので、伊兵衛はちょっと不満だったが、

「とにかくこれだけずつ貰えるんだから、この家がそんなわけなら、もう少しましな宿へ変えることにしましょう」

「はあ、それはまた次にでも……」

おたよは答えを濁して、午餉の支度に立っていった。

彼にはよくわかる。妻はまだ信じられないのだ、その収入が確実であり、此処でおちつくことができる、ということを。……伊兵衛は悲しかった。妻がいじらしくて堪らなかった。しかし、妻を説得し、こんどこそ大丈夫、と、証言する勇気は、彼にもまだなかった。

――七年余日にわたる放浪、苦い経験のかずかず……。

さよう、底を割ってみれば彼自身も、これでおちつける、という確信はなかったのかもわからない。久方ぶりに夫婦で午餉を喰べ、一刻ほど話をして、さて道場へ戻ろうとすると、おたよは謝礼の金を良人に返した。

「わたくしのほうには、まだ支度金の残りが充分にございます、いつなにごとがあるかわかりませんから、これはお持ちになっていて下さい」