후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆき
雪
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雪(ゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 77,536자 · 152화면
四
四
結城哀草果氏はその著『村里生活記』の中に、東北農民の生活を描いている。この著者の居村は、山形県であって、雪の被害も多いであろうが、ここには「冬の農家」という文章から一節を引用しよう。冬の間この地方の農民は主として藁仕事に日を過すらしいのであるが、氏はそれを丹念に調査して、その材料費、労働時間などの数字をかかげた後、「右は僕の村の農家が冬の副業に筵を織ったり縄を綯ったりして働く労賃が、幾らになるかを調べて見たのである。それによると一人の男が、一日八時間から九時間以上休みなく働いた労賃が、僅に九銭から拾壱銭強にしか当らぬが、これは嘘のようであって事実である。汗を絞って働く一時間の労賃が、たった一銭一厘強にしかならぬことを知ったならば、誰しもがその労賃のあまりに僅少なのに驚くであろう。それをさまで百姓だちは痛感せずに働いているのは、春から秋にかけて一家総がかりで汗を流して、秋に収穫した米を食い、稲から取った藁を原料としているからである。つまり百姓だちは筵を織ったり、縄を綯ったりしながら、秋に収穫した米と藁とを、冬の間に食潰してしまうのである。かくて年々農家の身上が傾き、それが農村の敗亡となって現れるのである。