일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ゆき

雪

楠田 匡介

楠田 匡介의 雪(ゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,792자 · 50화면

아오조라 문고

「実はその文庫が一寸問題になりましてね」

「え! 文庫が! どんな?」

「何あにあの中からなくなったものがありましてね」

「え! なくなった物! と言いますと」

山村の茶わん持つ手が幽かにふるえた。

「証書ですよ。貸借の」

「そうですか」と言った彼は、又静かな前に返って新しいお茶を入れかえてくれた。その茶をすすり終ると警部は、

「いや長い事おじゃま致しまして色々とありがとう存じました」と言って立ちあがった。彼は長い影法師を引いて送って出た。

署に帰った田名網警部は、人々の訊問から得た事の総てを例のように、紙に箇条書きにしながら、一つ一つ分類し解剖して行った。その表には五十からの項目が書かれてあった。

事実、疑問、嫌疑、指紋を分け更に個人別にし、そして動機、行動、情況、証言、性行など、それは一つの心理学の表に似ていた。一見しただけでは他人にはてんで判りはしないが、警部にはその仕事は楽しかった。そしてそれによって追い出しをして行けば残るもの、それは犯人のすがたのアウトラインだったからだった。

警部はその表を幾度も読み直しながら小さな字で数字を、略図を幾回か書き足して行った、そして探究して見た――と、一つの事に警部は行きあたった。