일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くもとこもりうた

雲と子守歌

小川 未明

小川 未明의 雲と子守歌(くもとこもりうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,823자 · 10화면

아오조라 문고

しかしながら、こうした子供の体にも、またすこしの間は、平静なときがありました。それをたとえるなら、一時間に幾十回となく、貨車や、客車が往復するために、熱を発し、烈しく震動する線路でも、ある時間は、きわめてしんとして、冷たく白光りのする鋼鉄の面へ、無心に大空の色を映すといったような具合です。

ちょうど、子供の病室の窓から見える、青い空には、きざんだ色紙をちらしたように、白い雲、赤い雲、紫の雲が、思い思いの姿で、上になり、下になり、遊んでいるのを、子供は、寝ながらながめていました。

「みんなして、鬼ごっこをしているんだね。」と、子供はひとりごとをいいました。すると、空の上で、耳ざとくききつけた、白い雲が、

「坊やも、お仲間におはいりよ。」と、呼びかけました。

「ぼく、足が弱くて、飛べないんだもの。」

「飛べるように、雲にしてあげるから、早くおいでよ。」

「ほんとうに、雲にしてくれるの?」

「いいとも、坊やの好きな、雲にしてあげる。」

「そんなに遠くいけば、お母さんが見えなくなるだろう。」

「どんなに高いところからだって見えるさ。ここから、よく坊やが見えるのだもの。