후리가나로 읽는 일본 고전
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でんきぶろのかいしじけん
電気風呂の怪死事件
海野 十三
海野 十三의 電気風呂の怪死事件(でんきぶろのかいしじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,788자 · 34화면
それは――
微罪不検挙(始末書提出)
活動写真撮影業及び活動写真機械及附属品販売業並にフィルム現像、複写業
樫田武平(二四歳)
(住所)
といった、今日の事件に関係なく記入された覚え書きであったのだ。
赤羽主任は、それをチラと見るや、忽ちにして脳裡に蟠っていた疑問を一掃し得ることが出来たのだ。というのは、樫田武平なる青年の住所が、村山巡査の管轄区域内の者であること、その職業がこの事件の謎を解くに最も有力なものであること、それに微罪ながらも交番巡査に始末書を取られるといったような行状などからして、直覚的に犯人推定を試みたのであった。
説明を聞いて、共に五里霧中にあった刑事連もひとしく同意見を陳べるに到った。
だが、何にせよ、その樫田武平の身柄を捜査してみなければ、或は現場不在証明などの懸念もあるので、色めき立った刑事連は、赤羽主任の命を待つものの様にその面を仰いだ。
と、赤羽主任は、何故か悠然と構えて急ぐことを欲せぬもののようである。
「非常線は張ってある。本署へ行けばきっと捕っているに違いないよ!」
先刻までの陰鬱そうな顔色にひき代えて、また何と云う暢気さだろう!