일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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でんしゃていりゅうじょう

電車停留場

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 電車停留場(でんしゃていりゅうじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,082자 · 31화면

아오조라 문고

そればかりではなく、いやしくも町内の衛生をも監督する地位にある警官の家から、伝染病患者を出したとあっては、署の人々へは勿論近所の人達へも、顔向けが出来ないような気がした。そして病児がチブスであるかどうかは、その日のうちに決定する筈だった。妻が子供の便と尿とを、朝のうちに医者へ届けた筈だから、午頃までには、遅くも夕方までには、検査の結果が明かになる筈だった。彼はその結果が分るまで、その日一日欠勤しようかと思った。然し、今迄精勤の評を取ってる名前を汚したくもなかったし、一意忠勤の精神に背きたくもなかったので、勇を鼓して出勤した。チブスときまったら、すぐ妻から知らしてくる手筈だった。その知らせを彼は、びくびくしながら待っていた。所が夕方になって、悪い廻り合せには、その日俄に署員の不足を来したとかで、半夜の警戒をも命ぜられてしまった。彼は元気よく命を奉じたものの、交番の前に立つと、じっとして居られないように心が騒いできた。子供の病気がチブスであるかどうか、という苛立たしい思いが一つ、果してチブスだった場合には、自分の体面のために医者へ頼んで隠蔽して貰うべきか、或は万事を犠牲にして規則通りに処置すべきか、という公私の間の去就に迷った思いが一つ、その二つが頭の中で煮えくり返った。