후리가나로 읽는 일본 고전
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きりのばんしゃ
霧の蕃社
中村 地平
中村 地平의 霧の蕃社(きりのばんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,389자 · 57화면
モーナルーダオの熱情に根負けした形で、タダオノウカンは結局一行に加わらざるを得なかった。タダオノウカンが参加を承諾したことによって、一行の勢力は前記のマヘボ、ボアルン、ロードフ、タロワンに加えてホウゴウ、スウクの六社となり、反抗蕃人の総数約千二百名、壮丁だけでも三百名という数に達した。モーナルーダオ以下全員気勢大にあがったことは説明するまでもない。
壮丁三百名中の約半ば、百五十名は午前七時半、ホウゴウ社から十五丁の距離に在る桜台に到着、国旗掲揚式と同時に、一挙に公学校グラウンドに殺到して行ったのである。
グラウンドでは剣をふりかぶって切りむすんでいた警部佐塚愛祐を始め、二十二名の警官、学校職員がたちまち兇蕃の槍先きや蕃刀やによって倒されてしまった。そのほか女子供で血を吹いて倒れたものが七十名。
急を外部へ報せるために郡守小笠原敬太郎は吉川視学の案内によっていち早く場を外へとのがれ去った。
霧社公学校長新原重志は機敏にも女子供約三十名を付近に在る自分の官舎に避難させると、自分はただ一人玄関の表にたちはだかって、来襲する兇蕃をむかえ防いだ。しかし、孤独な勇猛はたちまち勿論、ひとたまりもなく切り倒されてしまったのである。