후리가나로 읽는 일본 고전
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つゆのこたえ
露の答
坂口 安吾의 露の答(つゆのこたえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,237자 · 14화면
折しも五郎兵衛は踊りの師匠の娘と恋に落ち、漁色の余裕を喪失して真の闇路を踏み迷う身となった。そのとき五郎兵衛は五十三、娘はとって十九です。娘は琴、長唄、踊りなど諸芸に通じ、国文学の素養が深くて伊勢物語の現代語訳を遺した程の才媛ですが、又、自作の小唄など幽玄沈痛な傑作があったという通人で、知る程の男子に悔恨を植えた佳人です。かほどの人が五十三の五郎兵衛と相思の仲に落ちたという、もとより五郎兵衛に凡ならざる取柄があってのことでしょうが、この娘も変り者です。親の師匠も承知で、それに就ては正式に結婚してくれろ、という、五郎兵衛もその肚ですが、お玉が頑張っていますから、根岸の里に然るべき住居を定めて新婚生活を始めましたが、之をお玉が嗅ぎつけたから、刃物三昧です。根岸の里にも居られぬ、親元も危い、そこで新夫人はあの旅館この待合と居所を変えてお玉の襲撃をかわしますが、之につれて五郎兵衛の居所も定かでない。之が五郎兵衛一世一代の大事に於ける行状です。
五郎兵衛の醜態、不手際にも罪はあったが、元々内閣の成立に無理があった。そのうえ内務省と司法省とで管轄上のことから暗闘があって反内閣的火の手が司法官内部に起ったから、この問題が刑法上の事件になった、そこで五郎兵衛は政界を失脚しましたが、このとき五郎兵衛は腹を切った。