일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せいねん

青年

森 鴎外

森 鴎外의 青年(せいねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,670자 · 246화면

아오조라 문고

「わたくし二十七日に立って、箱根の福住へ参りますの。一人で参っておりますから、お暇ならいらっしゃいましな」

「さようですね。僕は少し遣って見ようかと思っている為事がありますから、どうなりますか分りません。もう大変遅くなりました」

「でもお暇がございましたらね」

奥さんが、傍に這っている、絹糸を巻いた導線の尖の控鈕を押すと、遠くにベルの鳴る音がした。廊下の足音が暫くの間はっきり聞えていてから、次の間まで来たしづえの御用を伺う声がした。呼ばなければ来ないように訓練してあるのだなと、己は思った。

しづえは己を書棚のある洋室へ案内するのである。己は迂濶にも、借りている一巻を返すことに就いてはいろいろ考えていたが、跡を借るということに就いてはちっとも考えていなかった。己は思案する暇もなく、口実の書物を取り換えに座を起った。打勝たれた人の腑甲斐ない感じが、己の胸を刺した。

先きに立って這入って、電燈を点じてくれたしづえと一しょに、己は洋室にいたとき、意識の海がまだ波立っていた為めか、お雪さんと一しょにいるより、一層強い窘迫と興奮とを感じた。しかしこの娘はフランスの小説や脚本にある部屋附きの女中とは違って、おとなしく、つつましやかに、入口の傍に立ち留まって、両手の指を緋鹿子の帯上げの上の処で、からみ合わせていた。