일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおきのしゅっきょう

青木の出京

菊池 寛

菊池 寛의 青木の出京(あおきのしゅっきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,513자 · 43화면

아오조라 문고

まして、その目を真向に見た青木が、名状すべからざる表情をしたのも無理はなかった。その顔は、憤怒と恥辱と悲しみとが、先を争って表面に出てこようとするような顔付であった。それはすさまじいといってもいいほどの恐ろしい顔だった。

彼は生涯に、この時の青木の顔に似た顔をただ一つだけ記憶している。それは、彼が、脚気を患って品川の佐々木という病院に通っていた頃のことであった。彼はある日、多くの患者と一緒に控室に待ち合わしていると、四十ばかりのでっぷりと肥った男に連れられてやって来た十八ばかりの女がいた。雄吉はその男女の組合せが変なので、最初から好奇心を持っていた。すると、そこへ医員らしい男が現れた。その医員はその四十男と、かねてからの知合いであったと見え、その男に「どうしたのです。どこか悪いのですか」と、きいた。すると、その男はまるきり事務の話をするように、ちょっと連れの女を振り返りながら、「いやこれが娼妓になりますので、健康診断を願いたいのです」と、いった。それはその男にとっては、幾度もいいなれた言葉かも知れなかった。が、娼妓になるための健康診断を受けることを、多くの患者や医員や看護婦たちの前で披露されたその女――おそらく処女らしい――その女の顔はどんな暴慢な心を持った人間でも、二度と正視することに堪えないほどのもの