후리가나로 읽는 일본 고전
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あおひげにひゃくはちじゅうさんにんのつま
青髯二百八十三人の妻
久生 十蘭
久生 十蘭의 青髯二百八十三人の妻(あおひげにひゃくはちじゅうさんにんのつま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,736자 · 28화면
ランドリュの青髯一件は、一九年の春から、高等法院のディユ、ボナン両判事の係で審理を行なっていたが、三年の間、どんな証拠をつきつけてもランドリュは、絶対に「殺した」とはいわなかった。
二一年の十一月八日、ヴェルサイユ地方裁判所の刑事法廷で第一回の公判、十一月三十日までに二十三回の公判があった。公判廷は風通しの悪い窮窟な部屋だったが、毎回、大勢の傍聴者がおしこんできて身動きもできないほどの盛況だった。
関係書類は六千通を越え、判検事の控室は、法廷へもちだす証拠物件で百貨店の倉庫のようになり、被告席のランドリュの禿頭が黄色くなり、一回ごとに力なく萎びていくように見えた。
弁護士のジャフェリ博士は、ランドリュにたいする物的証拠は、すべて間接の状況的なものにすぎず、こういうやり方は刑法違反だと主張しつづけていたが、十一月三十日に判決があり、アンリ・デシレエ・ランドリュは、一九二二年二月二十五日の早暁、ヴェルサイユ市聖ピエール監獄の門前でギロチンにかけられるべき旨を宣告した。
二二年二月、ジャフェリ博士は再審の上訴をした。巴里の再審裁判所は受理せず、ポアンカレ大統領に特別措置を請願したが、これもきかれなかった。