일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひぼんなるぼんじん

非凡なる凡人

国木田 独歩

国木田 独歩의 非凡なる凡人(ひぼんなるぼんじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,449자 · 17화면

아오조라 문고

僕もそのつもりで正作に離別を告げた。

明治二十七年の春、桂は計画どおりに上京し、東京から二三度手紙を寄こしたけれど、いつも無事を知らすばかりでべつに着京後の様子を告げない。また故郷の者誰もどうして正作が暮らしているか知らない、父母すら知らない、ただ何人も疑がわないことが一つあった。曰く桂正作は何らかの計画を立ててその目的に向かって着々歩を進めているだろうという事実である。

僕は三十年の春上京した。そして宿所がきまるや、さっそく築地何町何番地、何の某方という桂の住所を訪ねた。この時二人はすでに十九歳。

下

午後三時ごろであった。僕は築地何町を隅から隅まで探して、ようやくのことで桂の住家を探しあてた。容易に分からぬも道理、某方というその某は車屋の主人ならんとは。とある横町の貧しげな家ばかり並んでいる中に挾まって九尺間口の二階屋、その二階が「活ける西国立志編」君の巣である。

「桂君という人があなたの処にいますか」

「ヘイいらっしやいます、あの書生さんでしょう」との山の神の挨拶。声を聞きつけてミシミシと二階を下りてきて「ヤア」と現われたのが、一別以来三年会わなんだ桂正作である。