일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かばんらしくないかばん

鞄らしくない鞄

海野 十三

海野 十三의 鞄らしくない鞄(かばんらしくないかばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,653자 · 73화면

아오조라 문고

もんぺはそこで借りりゃいいぞ」

目賀野はそういって命令を伝えると、彼自身は隣室へとびこんで、ばたりと扉を閉じた。

鞄の怪談

田鍋課長一行は、一向要領を得ないで、目賀野氏が留守だという邸から引揚げた。もし課長が、今しがたそこの地下室での出来事を勘づいていたら、そのように温和しく帰りはしなかったろう。

目賀野は行方不明となった。だが、田鍋は別に大して重要と思わないから、捜査命令を出しはしなかった。その代り彼は赤見沢博士の容態には十分の警戒を払い、専門の警察医を附添わせた。

こうして、何だか正体の分らないこの妙な事件は、田鍋課長側と目賀野側との間に喰いちがいのあるままでそれから先を別々に進行していった。

臼井は、あれから船に乗せられると間もなく正気づいたが、自分が船内に軟禁されている身の上であることを、千田から話されて知った。こうなれぼ当分温和しくしているより仕方がない。そのうちに千田や船員が油断をするだろうから、脱出も出来ようと考えた。但し脱出したのがよいか、しないで辛抱していた方が安全か、これは篤と考えてみなければならない問題だと思った。

ちょうどその頃、東京に一つのふしぎな噂が流れはじめた。