후리가나로 읽는 일본 고전
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かお
顔
宮本 百合子
宮本 百合子의 顔(かお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,099자 · 23화면
山には荷車に載って行った小綺麗な身なりの娘の一隊が待っていた。
村長が振りまわす杖の先で、笑ったり犇(ひし)めいたりしながら、若者達と娘等は入り混って幾組もに分れた。
娘達は、皆手にリボンで飾ったいろいろの形の籠を下げた。男どもは、先に鈎のついている長い枝下げ棒をかついだ。フランツは、二人の小っぽけな娘と組になった。
二人とも同じように薄赭い少い髪を編み下げにし、狭い胸に黒天鵞絨の胸衣(ボディース)をつけている。始りは少し間がわるかった。けれども、片方の、雀斑(そばかす)のある娘が、
「あら! お前さんのズボンもビロード?」
と叫んでから、すっかり極りわるさがとれた。フランツは、元気よく二人をつれて樹の間に分け入った。
彼方此方から、楽しそうな笑い声や、陽気な合唱、木の枝のざわざわいう音が響いて来た。
組と組とが、ひょっくり樹の陰から出会いでもすると、両方でどっと悦びの声をあげた。娘達は籠を覗き合う。或る者が入れ換る。傍では手を叩いて笑い囃す。ぱたぱた馳ける跫音。その秋の一日は非常に麗かであった。
小さい娘達とフランツも工合よくやって行った。
彼は、どっさり果(み)のついている枝を見つけては、低く低く、いつまででも娘達のもぎきるまで曲げていてやった。