일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふうきょうしご

風狂私語

辻 潤

辻 潤의 風狂私語(ふうきょうしご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,739자 · 6화면

아오조라 문고

しかし、まさか桜と梅と松と杉とを混同はしない。だが、松をスギといっても、杉をマツと呼んでもどっちでもかまわないと思っている。しかし、人間は物を命名するに決してデタラメではない。スギといえばなんとなくマッスグなようなかんじがする。しかしマツといえば必ずしも曲がったかんじはしない。

▼自分は未だにゼニの勘定がよくわからん。自慢していえば「根拠の原理」(ショーペンハウエルの哲学による)にとらわれることが少ないからだ。しかし、生きてゆくにはかなり不便なものだ。つまりゼニを一向ありがたがらんからオアシがズンズン逃げてゆく。しかしゼニはほしいものだ。

▼自分は近頃恐ろしく気持ちが楽になった。これは年齢の加減かもしれんが、一ツには「如何にして生くべきか?」について考えることをやめたからだ。つまりこの何十年かというもの、僕はそんなことばかり考えてくらして来たのだ。単に「如何にして生くべきか?」ではなく「如何にして己れを忠実に、正しく生きるべきか?」ということについてだ。散々(さんざん)パラ考えぬいた揚句、面倒になったのでダダイズムという奴を発明(しかしこれは本家がいる)したのだが、それがまた一ツの重荷になってしまった。