일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふうせんだまのはなし

風船球の話

小川 未明

小川 未明의 風船球の話(ふうせんだまのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 2,988자 · 6화면

아오조라 문고

風船球は、空へ上がってゆきたかったけれど、糸がしっかりととらえているので、どうすることもできませんでした。

小鳥が、窓からのぞいて、不思議そうな顔つきをして、風船球をながめていました。

「小鳥さん、おもしろいことはありませんか。」と、風船球はたずねました。

「おもしろいことですか、それはたくさんありますよ。いま、あちらの町の上を飛んできますと、にぎやかな行列がゆきました。お祭りがあるのでしょう……。また、あちらの港へは、大きな汽船がきて泊まっています。それは、りっぱな船でした。これから、私は、もっとおもしろいことをさがそうと思っているところです。」と、小鳥は答えたのであります。

「おお、私も、空へ上がって、自由に飛んでみたいものだ。」と、風船球は、ため息をつきました。

小鳥は、風船球が、しきりに上がりたがっているのを見てわらっていました。そのうちに、どこへか姿を消してしまったのであります。

「ああ、あのかわいらしい小鳥は、どこかへいってしまった。いっしょに旅をしたかったのに……。」と、風船球はなげいていました。

どうかして、空へ上ってみたいと風船球はなおも考えていましたが、これは、自分を捕まえている糸を説きつけるにかぎると悟りましたから、「なんで私を、そんなに苦しめるのですか。