후리가나로 읽는 일본 고전
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ふうぼう
風貌
小山 清
小山 清의 風貌(ふうぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,448자 · 32화면
」と云った。下谷には尾崎一雄がいるのに、なんで下谷の住人がはるばると三鷹くんだりまでやってくるのかという口ぶりであった。私が持参の原稿を取り出したら、太宰さんは興覚め顔をした。それでも、私の原稿が鉛筆書きなのを見て、自分も鉛筆を用いたことがある、しかし鉛筆は疲れるような気がするとも云った。話のとぎれた瞬間に、太宰さんは一旦傍に置いた私の原稿を取り上げて、書き出しの二、三行を読み、うなずいて、「いいものかも知れない。」と云って、また傍に置いた。しかし太宰さんが読んだのは私の文章ではなかった。私は自分の作品のエピグラフに、かつて愛誦していた「絵なき絵本」の一章を抜萃していたのである。私はちょっと可笑しさを感じたが、べつに断りはしなかった。後で知れることである。「原稿を読んだら、葉書をあげますから、そのときまた来給え。」と太宰さんは云って、私に所書を書かさせた。私がY新聞内と書きかけたら、太宰さんは顔色を曇らせたように見えた。ともかく太宰さんが一寸表情をしたのが、俯むいている私にもわかった。私のジャンパーの胸部にはY新聞のマークが着いていたのである。
玄関を上がると、すぐの六畳間が太宰さんの書斎であった。