후리가나로 읽는 일본 고전
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かけおち
駈落
佐左木 俊郎
佐左木 俊郎의 駈落(かけおち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,287자 · 13화면
そうして歩きまわっているうちに、町へ通ずる真山街道で、二人は町の方からやって来る豊作の父親に遭った。
「どこさ行って来ました?」
春吉は立ち止まって煙草に火をつけた。菊枝は横から黙ってお辞儀をした。
「俺どこの、豊作の野郎め、東京さ逃げだべって話でね。そんで、停車場さ行って見だのしゃ。もし昨日、上野まで切符買った奴あるが無えが……」と言って、彼も煙管を横にくわえた。
「はあ! 豊あんこ、いねえのがね?」
「昨日出たきり帰らねえので……停車場で訊いたら、上野までの切符、七、八枚も売れだのだぢがら、見当が付かねえもね。」
彼は、ちょっと唇を噛むようにして眼をったが、ぺっと道路に唾をした。菊枝は顔を赤らめて、下水を越え、田圃の畦を川べりの方へやって行った。
――大正十五年(一九二六年)『文藝戦線』
十一月号所収『逃走』改題――