후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
黒門町の壁辰の娘お妙に恋をして、思いの通らぬところから、甲良屋敷の脇坂山城守に訴人をしたが、人ちがいということになって面目玉を踏み潰した生ッ白い若旦那だ。今日は、十五、六の小僧で減らず口のチャンピオンとでも言うべき定公を供に、もう一度脇坂様へ取り入ろうと、お贈い物を持って出かけて来たところ。
泰平つづきで、役人は腐敗しきっている。もっとも疑獄連発のこの頃のようなことはないが権門賄賂は公然の秘密だった。長崎奉行は二千両、御目附は千両という相場が立った位で、いまこの、筆屋の幸吉が定公に担がせて持って来ているものは、一見膳部のような箱だが、これは膳にして膳に非ず。なるほど箱の中には高脚つきの膳が入っていて、膳の上に吸物、さしみ、口取り、その他種々の材料をはじめ庖丁俎板まで仕込んである。花月の夜、雨雪風流の窓にこれをひらいて、たちまち座を賑わそうというのだが、これは膳の上のはなしで、その膳の下には、いつどこで開いてもたちまち座を賑わすに足る、小判の山がうず高く積んであろうという、膳の上よりも膳の下が目的ということは、贈るほうも贈られる方も、不言不語、ズンと飲み込んでいるのだから、誠に重宝な品物で……。