후리가나로 읽는 일본 고전
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まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
肩に弥造を振り立ててはいって来たのは、長庵の相棒、戸塚の三次だ。三尺の前へ挾んでいた裾をパラリと下ろして、肩の手拭をとって、パッパッと足もとを払いながら、戸塚の三次は渋い声を出すのだ。
「おッ! まっ暗じゃアねえか。長庵さん、お在宿かえ」
「居るよ。ここにいらあな。まア、お上り」
長庵は火打ちを捜して、そこらをガサガサ撫で廻している。
五
ガサガサ畳を撫で廻すような音を立てて、一同は、剣を取って群がり立ったが、しかし、大いに不思議である。
出て行った喬之助が、すぐまた、まるで離れたところからはいって来る。
が、これは、先の出て行った喬之助が真個の喬之助なら、あとの、はいって来たほうの喬之助は、ベツの喬之助――別の喬之助てのも変だが、つまり、神田帯屋小路の喧嘩屋先生、茨右近にきまっているのだが、番士達も源助町も、こういうからくりはすこしも知らないのだし、それに、顔形は勿論、表情から着付けから、刀まで同じなのだから、とっさに喬之助が、身をひる返して、その二十畳もあろう広間の反対側から現れたものとのみ思い込み、どうも神変不可思議なやつだと内心舌を捲きながら、一同、それぞれ剣に弾みをくれて、一挙にこの茨右近を屠り去るべく、一団となって襲い掛ろうとすると、敷居を踏み切って斬り込んで来る! と見せた右近、スッ