후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
長者町の筆屋の店頭は、さすが町内第一の豪家の棟上げだけあって、往来も出来ないほど、一ぱいの人集りだ。紅白の小さな鏡餅を撒く。小粒を紙にひねったのをまく。慾の皮の突っ張ったのが総出で、それを拾おうというのである。
二階の足場に、三宝を抱えて立ち上った出入りの棟梁が、わし掴みに、下を眼がけてバラバラッ! とやるごとに、群集は、押す、蹴る、潜る――果ては、女子供が踏まれて泣き叫ぶ。他町の者の顔が見えるといって喧嘩がはじまる。いやどうも、大変な騒ぎだ。
檐には、四寸の角材に、上下に三本ずつ墨黒ぐろと太い線を引いた棒が、うやうやしく立てかけてある。棟上げの縁起物だ。まん中に白紙を巻いてしめ繩を張り、祝儀の水引きが結んである。そのほか、この角材には、色んなものがぶら下っているのだ。まず、鏡、櫛、笄、かもじなど。それに、黒、緑、赤、黄と、四色の木綿片が、初荷の馬の飾りのように、物ものしく垂れさがっている。現代でも、田舎などではどうかすると見かけることがあるが、悠長な江戸時代には、こんなことをばかにやかましく言って、厳重に守ったものだ。
裏手はまた職人たちで押すな押すなだ。