후리가나로 읽는 일본 고전
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まと
魔都
久生 十蘭
久生 十蘭의 魔都(まと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 293,999자 · 578화면
山木はいまどこにいるね」
「存じません」
「ふむ、庇い立てするところを見ると、お前も共謀なんだな。……こりゃいい。そうとなれア、これから警視庁へ引っぱって行って、嫌でも口を開かして見せる」
と子供を欺すように立ち上る真似をする。花はキッパリとした声で、
「ええ、結構ですわ、お供します」
松沢は幸田と印東の方へ振向いて、額をおさえ、
「これァ、難物だ。次へ廻しやしょう」
印東はだらしなく壁に凭れて、茶化すような眼つきでこの場の有様を眺めていたが、無言のままに立ち上ると、ツカツカと花の傍へ寄ってその肩に手を掛け、
「大して難かしいこっちゃありゃしない。山木がどこにいるか、たった一言いってくれればいいのよ」
花は怨めしそうにその顔を見上げ、
「まあ、あなたまで、……あたし、何も知らないんですから、もう、かんにんしてちょうだい」
印東は花の手を捻り上げ、
「いっておしまい、楽になる」
花は畳に髪をすりつけて身悶えしながら、
「ゆるして、ちょうだい」
膝を割って、美しい色どりの間から白い脛をのぞかせ、あっつ、とせつなそうに眉を寄せる。まさに落花狼藉。印東は鼻唄交りにぐいとこじ上げ、