일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まと

魔都

久生 十蘭

久生 十蘭의 魔都(まと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 293,999자 · 578화면

아오조라 문고

と、こう決まったらこんなふざけた長椅子などに便々と待っている必要はない、俺の方から官憲を呼びつけてやろう」

と呟やくと急しくネクタイを結び直し、寝皺の寄った上衣の裾を引っ張り、櫛を取出して念入りに髪を梳きつけていたが、やがて充分に身仕舞が終ると、扉口の方へ向って世にも壮重な声で、

「おいおい、誰かいないのか」

と声をかけた。

するとあたかも打てば響くといった具合に静かに扉を開けて入って来たのは、肩章も真新しい服に白手袋をはめた五十ばかりのチョビ鬚の男。

両の掌をピタリと股につけ、擦り足をして窓の方へ行き窓掛けを引き開けると恭々しく加十の前に進み、

「お目覚めでございますか」

という。さすがの加十もこうまでとは予期しなかったので、むしろ当惑して答えもなくその面てを眺めているとその人物は、よくお寝みになれましたかの、さぞ御窮屈であったろうのと慇懃な口調で問いかけたのち、

「警官どもの粗相につきましては多分御尊大、いや、御寛大、否、何と申しましょうか……、何しろ当時小官は在署せぬことでありまして……、報告によって驚いて出署いたしますと鼾を……、いや、お心地よげにお寝みのご様子でありましたから、小官はその時考えたのでありますが、御窮屈でありましょうがお起し申上げぬ方がよい、とそう思いまして……、何しろまだ夜明けに間の